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プルージュ美容クリニック TOPコラム > ぷるぷる注射再生医療PRPG治療による「しこり」について

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ぷるぷる注射再生医療PRPG治療による「しこり」について

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再生医療PRP治療による「しこり」について再生医療PRP治療による「しこり」について

2023年2月4日 改定

PRP治療は、血小板に含まれる成長因子の働きを利用した再生医療です。近年、PRP治療を提供する美容クリニックも増えてきたように思います。
PRP治療にはPRP単体で使用する方法と、医療用成長因子であるグロースファクター(GF)を添加する方法(PRPG)があります。
当院では主にグロースファクターを添加する方法で治療を行っており、グロースファクターの種類としてはFGF(Fibroblast Growth Factor)を採用しております。
PRP単体だとボリュームをアップさせる肌再生まで得られないことや、血小板の品質に個人差が大きいからです。

おかげさまで、当院では年間10,000名以上の方に施術させていただいています。その多くの経験を踏まえ、PRPG治療のデメリットについて解説したいと思います。

PRPG治療にデメリットはあるか?

PRPG治療にデメリットはあるか?PRPG治療にデメリットはあるか?

PRPG治療は適切に行えば、ヒアルロン酸や脂肪注入などでは得られない効果が期待できる再生医療です。
ただし医療である以上、効果だけではなく、不確かな要素が含まれていることも覚えておかなくてはなりません。
PPRF治療のデメリットとして頻度が多いのが、皮膚の上から押すと、皮膚の下に塊として感じる“しこり”です。

しこりの原因となる3つの成分

しこりの原因となる3つの成分しこりの原因となる3つの成分

PRPGで起こりうるしこりは、主にプロテオグライカンや脂肪細胞、コラーゲン線維の3つの成分から構成されています。
PRPGを皮下に注入すると、脂肪幹細胞という、さまざまな種類の細胞に分化(成長)する細胞に作用します。脂肪幹細胞は、その名の通り脂肪細胞にも分化しますが、周囲環境により、軟骨細胞にも分化します。軟骨細胞はプロテオグライカンという軟骨成分を産生しますので、これがコアとなり、周囲のコラーゲンを巻き込むことで、皮膚の上から硬く触れるしこりとなります。

どういった場合にしこりができやすい?

しこりができやすい要因として、主にPRPGの成分・濃度、注入量、注入技術、皮下脂肪の量などが挙げられます。

  • しこりの要因
    Factor 1
    成分・濃度

    ぷるぷる注射 目の下ぷるぷる注射 目の下

    PRPGの成分では主に、FGFの濃度が重要です。FGFの濃度は各医療機関によって異なります。
    濃度が高いとしこりのリスクが高くなり、低いと皮膚再生反応が弱く、充分な効果が得られません
    料理でいう塩加減と同じで、多すぎてもしょ
    っぱくなり、少なすぎても物足りない、つまりいかに適切な濃度に調整するかが非常に重要です。

  • しこりの要因
    Factor 2
    注入量

    FGF濃度と類似した理由ですが、目的とする効果よりも注中量が多い場合、再生反応が過剰となり、しこりのリスクが高まります。

  • しこりの要因
    Factor 3
    注入技術

    1部位へのトータルの注入量が同じでも、1回の注入量が多くなると、しこりのリスクが高まります。
    PRPG注入では、いかに少量を細かく注入できるかがしこりの発生率を下げます。

  • しこりの要因
    Factor 4
    皮下脂肪の量

    皮下脂肪が多い方は、しこりの原因となる脂肪幹細胞の数も多いため、しこりができやすい傾向にあります。ですので、そういった方は低いFGF濃度を選択したり、注入量を減らす必要があります。

しこりが発生する治療はPRPG治療だけか?

しこりが発生する治療はPRPG治療だけか?しこりが発生する治療はPRPG治療だけか?

PRPG治療のリスクとしては、しこりが一番頻度の高いリスクとなります。ではしこりはPRPG治療に特有のリスクなのでしょうか。
結論から申し上げますと、そうではありません。
凹みの改善やふくらみを作る、同種の注入治療には、一般的によく知られているヒアルロン酸や、
脂肪注入治療などがあり、実はそれらも同様にしこりのリスクが存在します。

ヒアルロン酸によるしこりのリスク

ヒアルロン酸によるしこりのリスクヒアルロン酸によるしこりのリスク

ヒアルロン酸注入治療は、皮膚の凹み部分に注入して、凹みを持ち上げる治療です。
これは皮膚の下に“ヒアルロン酸のしこり”をあえて作る施術といえるでしょう。
ヒアルロン酸注入後、元にもどしたい場合は、ヒアルロニダーゼという薬剤で溶かせると思われる方も多いと思います。ですが、注入から期間があいてしまうと、コラーゲン線維と融合し、完全に溶かせないことも多いです。実際、他院でのヒアルロン酸注入後のぼこ付きで来院される方の治療に難渋することもあります。

脂肪注入によるしこりのリスク

脂肪注入によるしこりのリスク脂肪注入によるしこりのリスク

脂肪注入はご自身の太ももや、お腹から脂肪を採取し、目の下の凹み改善やバストアップを目的に行う注入治療です。
自分の脂肪だから安全というイメージがありますが、実は脂肪注入でも、しこりを生じることがあります。
注入した脂肪は、生着する脂肪と死んでしまう脂肪に分かれます。
死んでしまった脂肪は、基本的には体に吸収されますが、なかには被膜で覆われてオイル化したり、空洞化したり(のうほう形成)することがあります。さらに時間が経つと、被膜の周りにカルシウムが沈着して石灰化することもあります。これらはすべて皮膚の上から塊として触れる、いわゆる、しこりとなります。

しこりのリスクは
ほとんどの注入治療に存在する

しこりのリスクはほとんどの注入治療に存在するしこりのリスクはほとんどの注入治療に存在する

このように、一般的に知られているヒアルロン酸や脂肪注入でも、しこりのリスクはあります。
その他、ベビーコラーゲンやFGF単体といった注入治療においても、やはりしこりのリスクは存在します。つまり、フィラーと呼ばれる凹みを改善させる注入治療には、等しくしこりのリスクは存在すると言えます。
ですから、各治療の効果と、しこりなどのリスクの両方を考慮して、どの治療をお受けになるかをご決断されるといいでしょう。

PRPG治療によるしこりの発生頻度は?

PRPG治療によるしこりの発生頻度は?PRPG治療によるしこりの発生頻度は?

PRPG注入治療は、医療機関ごとに注入成分が異なることに加え
て、実施している医療機関もヒアルロン酸注入などに比べてはるかに少ないことから、一般的なしこりの発生頻度は判明していないと思われます。
なお当院では、2021年に現在の治療ストラテジー(適応の見極めや、PRPGにおけるFGF濃度、注入技術等を確立した後は、しこりの発生症例は認めておりません。

放置したしこりはガン化するか?

放置したしこりはガン化するか?放置したしこりはガン化するか?

PRPGはもちろん、FGF単独注入でもしこりのガン化は、論文レベルでも報告されていません。また、体の他の部位のがんを引き起こす、または悪化させることも報告されておりません。
プロテオグライカンやコラーゲンは、もともと体の構成要素の一部ですので、しこりが発生しても体への悪影響は無いといえます。

しこりが発生した場合の対処法や治療法は?

しこりの治療方法についてしこりの治療方法について

先述しましたが、しこりが発生しても健康に対する悪影響はありません。そのため、外見的にわからなければ、経過を見ていただいても問題ありません。
もし、膨らみとして外見上気になるようであれば、プロテオグライカンや脂肪細胞、コラーゲン線維などのボリュームを減らすことで治療が可能です。
プロテオグライカンはヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸などが結合した組織です。ヒアルロニダーゼはこれらを加水分解する作用がありますので、しこりの部分に注射することで、しこりが軟化します。
また、脂肪細胞については、当院オリジナルの脂肪溶解注射を注入することで、脂肪細胞を溶かしてふくらみを抑えることができます。
コラーゲン成分に対しては、適切に希釈したケナコルト注射というステロイドを使用します。 どの薬剤をどういった配合で使用するかは、しこりの状態や注射からの期間などによって異なりますので、患者様ごとに医師が判断します。

まとめ

まとめまとめ

医療という性質上、リスクがゼロという治療は存在しません。
それゆえ、期待できる効果と、リスクやデメリットを天秤にかけ、治療効果が上回るものが、治療としての正当性を持つと考えています。
例えばシリコンバッグによる豊胸術や脂肪吸引術、目や鼻の切開術なども、大きなリスクがありながらも、期待できる効果がそれを上回るために、一般的な治療として普及しています。
当院で行っているぷるぷる注射(PRPG注入治療) においても、確かにしこりや膨らみ過ぎなどのリスクはゼロではありません。
ですが、それ以上に、自己組織再生効果、色素沈着改善効果、美肌効果、細かいデザインの再現性、脂肪吸引を必要としないなど、ヒアルロン酸や脂肪注入よりも治療効果がはるかに上回ると考えて、クリニックの重要治療と位置付けています。
もちろん、しこりなどのリスクを極限までゼロに近づけられるよう、圧倒的な症例数をベースとして、日夜、技術的な研鑽を積んでいることは言うまでもありません。
このような観点に基づき、ぜひ皆様も、治療法ごとのメリット、デメリット、また実際の症例写真や、費用面なども比べて、納得いく選択をしていただきたいと思います。

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