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“PRP注射と、ヒアルロン酸は
どちらが良いのか?”
ボリュームアップという点では、ヒアルロン酸注入とPRP注射は同様の効果がありますが、根本的に作用メカニズムが異なります。
今日はその違いに着目し、わかりやすく解説してみたいと思います。
メカニズムの違い
PRP注射
シワのある
肌構造
肌の構成要素
が再生
PRP注射は再生医療のため、自分の肌自体が美肌に生まれ変わり、周辺部位とも自然に調和します。当院では、施術にあわせ医療用成長因子(FGF)を微量配合しております。
ヒアルロン酸
シワのある肌構造
シワを押し上げた肌状態
ヒアルロン酸は肌の凹みなどに注入し、ボリュームアップさせる治療です。内側から膨らませたことで、肌のハリは回復したように見えます。
物質状態の違い
PRP注射
PRP注射は自己血液から作製する液状のため、おでこのような、面に対しても均一に広がり、凹凸になることがほぼありません。
ヒアルロン酸
ヒアルロン酸は硬さのあるゼリー状のため、面に注入すると、注入時のみならず吸収時に、凹凸になるリスクがあります。
効果継続の違い
PRP注射はご自身の肌が再生するため、効果の持続期間は5年と非常に長くなります。
ヒアルロン酸は一般的に、効果の持続期間は半年から1年と言われております。
肌なじみの自然さ
PRP注射
どの部位でも自然に美しくなじんで、治療した周辺部位もお悩みを解消
ヒアルロン酸注射
皮膚の薄い部分ではヒアルロン酸が透けて、見えることがあります
治療のリスク
PRP注射
PRP注射は、注入時は液体成分のため、失明や皮膚壊死のリスクはありません。
ヒアルロン酸注射
ヒアルロン酸粒子による動脈閉塞は、失明や皮膚壊死のリスクとなり得ります。
まとめ
ここまで解説したように、ヒアルロン酸注射とPRP注射は、「へこみを埋める」という効果は共通していますが、皮膚への作用や長期的な変化、また注入時のリスクなどが全く異なります。
当院では、以上のような考えに基づき、ヒアルロン酸治療は行わず、PRP注射を重要治療と位置付けています。
プルージュ美容クリニック
理事長 岡本 慎一 Shinichi Okamoto
資格・専門医
- 医学博士
- 日本整形外科学会 専門医
- 日本脈管学会 脈管専門医
- 下肢静脈瘤血管内焼灼術指導医
所属学会
- 日本美容皮膚科学会
- 日本再生医療学会
- 日本整形外科学会
- 日本静脈学会